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【インタビュー】ヴァンテージを辞めて起業した社長に聞きました!【第二弾】

Profile

樫村健太郎(かしむらけんたろう)

s_自己紹介_ケンタロウさん

株式会社KAZAANA 代表取締役

茨城県生まれ。横浜国立大学卒。
新卒でブライダル事業をメインとする東証一部上場企業に入社。
2014年にヴァンテージに中途入社。Webコンサルタントを経て経営企画はじめ経営管理部門のマネージャーを務める。
2017年にヴァンテージマネジメント退社後、株式会社KAZAANAを設立。
現在は、主に伝統工芸品など、メイドインジャパン、ハンドメイドにこだわった日本の最高級品を厳選した越境ECサイト【BECO’S】を運営。

ヴァンテージ起業応援金制度の記念すべき第一号。
授与式の写真はこちら。
樫村社長と中山の絶妙な攻防戦が繰り広げられた躍動感のある一枚です(笑)

s_応援金

 

インタビュー

中山「今は何をしているの?」

BECO’Sで取り扱う商品を開拓するために全国の職人さんの元に足を運んだり、サイト自体を色々と手直しを入れているところです。

中山「へえ~あのサイトは誰が手を加えているの?」

ECサイト全体のデザインと構築は、パートナーさん(ジーコンパス株式会社様)にお任せてしていますが、商品登録などの細かい作業は自分達もやっています。

中山「サイトの写真や映像のクオリティもすごく高いよね?ついつい見入っちゃったよ」

写真や動画は、ECサイトの肝になる部分なので力を入れています。商品の単品写真は各メーカーさんから提供してもらうこともありますが、カメラマンを連れて実際に工房に足を運び、お仕事の様子や撮影秘話などを撮影させて頂いたりしています。

単純に商品を並べて売るのではなく、その商品に込められている作り手の想い、商品が手元に届くまでの背景、そのようなストーリーも含めてお客様に提供したいと思っています。

カメラマンは外注することもありますが、実は小学校からの同級生がKAZAANAの想いに共感してくれて、撮影や動画編集の仕事を手伝ってくれています。その彼は、近日中に正式に仲間に加わる予定です!

丹野「まさにヴァンテージでも強化中のリファラル採用ですね!」

まあそれしかないよね。今のタイミングで新しい仲間を探そうと思ったら(笑)

s_中山と対談

中山「仲間を一人増やすのか~!すごいな。勇気があるという意味でね。手元資金がそこまで潤沢にあるという状況ではないわけでしょ。売上など未来の手応えはあるの?」

まだ限られた範囲での販売で、広告も絞って発信していますが、ニーズはあると実感しています。広告を経由してCからの注文は来てますし、意外だったのが、Bからの問合せや注文が多いことですね。

例えば、海外から重要な顧客が来るから日本らしいプレゼントを渡したいというケース。でもそういう方は目が肥えていますし、どこにでもあるような商品では満足させることができない。

そこで日本らしさを兼ね備えつつ、エッジの効いた商品がないか、ということでBECO’Sを見てくれてます。

中山「そもそもメインとしては国外からの購入を促そうというものだよね?」

そうですね。そろそろサイトの手直しも一段落するので、広告などを本格的にスタートさせようというタイミングです。

中山「広告は海外に向けての広告だよね?」

そうですね!ネット広告では直接海外のお客様へ販売していきます。また、リアルな場所で訪日客と繋がれる場所を作れないか、仕掛けを行っています。日本の伝統工芸品は、高額で繊細な商品も多いんですね。

例えば、海外から観光で来られた方が、それを日本で購入しても、移動中ずっと持ち運ばなくてはいけなかったり、持ち帰る際に壊れたり、税関で申告が必要であったり面倒なことがネックで購入を断念するケースもあります。

そういったときにBECO’Sを使えば、全て解決できます。その方が帰国される時期に合わせて商品を自宅に送ることもできますし、発送や税関書類など面倒な手続きはこちらで完了させますので、観光中も手間がかかりません。

丹野「では改めて、私からインタビューを。ヴァンテージを辞めて一番最初にしたことは?」

ヴァンテージ辞めて最初にしたのは・・・あ、新婚旅行だね!(笑)

丹野「この前インタビューした翔利も旅行したって言ってました(笑)トレンドなのかな・・・
起業するなら越境ECというのは辞めるタイミングでもう決まっていたんですか?」

いや、全く決めてない(笑)
海外、ITというキーワードでビジネスを考えようというのは最初から決めていて。

新婚旅行中も情報収集しながら、ああしよう、こうしようと考えていたね。

ここで恒例の藤井の乱入があり、
しっかりとヴァンテージのランディングページ無償制作キャンペーンの宣伝をしてくれました!笑

番宣

 

丹野「実際にお子さんも出産される予定もあり、そんな中での新しいチャレンジに不安はなかったのでしょうか?」

焦りはあるけど、不安というのは全くなかったね(笑)

仮に思い描いていたような事業の成功を得られなかったとしても、それまでの経験が未来の自分の血肉になると思うし、
仮に大失敗したとしても、それもプラスの経験になって、今後の人生にとって大きな糧になると思っていたので、不安になるというのはなかったね。その失敗を今後にどう活かすがポイントだよね。

俺が社長で採用をするとしたら、「起業したけど失敗した」というのは全くネガティブではなくて、むしろ「おもろいやつだな」「山あり谷あり越えてきているな」とポジティブに判断するかなと思う。

もちろん失敗の仕方にもよるけどね(笑)

丹野「ヴァンテージでやっていた時と一人、違いはたくさんあると思いますが、一番違うなと感じたのはどんなところですか?」

適切な表現かどうか分からないけど、
いわゆる就職をすると、そこには既に誰かがつくった夢があって、誰かがつくった組織があって、誰かがつくった目標があって、という環境だよね。

新卒で入った会社は浅田さんという方の夢から始まった会社で、ヴァンテージももちろん紘太さんの夢から始まった会社だよね。

元々、その大元の核になる部分を自分の手で作り上げたいなと思っていたんだよね。小さな頃から読んでいた、三国志や歴史小説の影響かなとも思うんだけど(笑)

そういう意味では、今は完全に自分のやりたいことがあらゆることの起点となっている。そして俺は「自分の興味があること、自分が夢中になれること以外はやらない」って決めたんだよね。

ヴァンテージにいたときも仕事のこと、仲間のこととか昼夜問わず考えていたけど、今はそれ以上に、24時間じゃ収まらないくらい考えているという感じかな。

というか、自分にインプットされるあらゆる情報を、理想を実現させるために何か利用できないか、何かヒントがないか、思考回路の軸がそこにあるという感じ。

s_樫村社長

丹野「日常のあらゆることがビジネスと結びつかないか考えたりとかですか?」

そうだね。全く今までは知らなかった業界・業種の話であったとしても、何か共通項がないか、活かせることがないか考えてるね。

あらゆることには本質があって、その本質って業界や業種を超えて存在する宇宙の真理のようなものがあって、それを掴むためにもがいているというか。

丹野「ヴァンテージで学んだことで特に糧になったと感じるものはありますか?」

ヴァンテージの日めくり語録はすごく好きで。実は辞める時に、その時の日めくり全部写真にして保存した(笑)怒られるかな?大丈夫だよね?(笑)

その中でも、”裏付け”、”自責”という考え方は強く根付いている、そしてロジカルシンキング!!
ヴァンテージでは、とにかくスピーディに言語化することが求められるよね。自分の考えであったり、行動理由であったり。それを繰り返すことで、逆に人の気持ちも分かるようになったし、人に対して教育もできるようになった。

ヴァンテージで経験したこと全てが、今の自分の血肉になっているよ。

丹野「寂しいなという気持ちはある?」

めっちゃあるよ!(笑)

毎月自分で目標を決めて行動していくわけだけど、
達成したからといって誰かがヴァンテージに居たときのようにくす玉を用意して祝ってくれたりするわけでもないし。

あとは、何気なく誰かに相談したり、ディスカッションできたりすることが出来たという環境の貴重さが身に沁みるよねぇ。

だから、よく奥さんに話をするようになったかも。
誰かに話すだけで自分の中での考え方が整理されたりするのもあって。

ヴァンテージにいたときは当たり前で強くは感じなかったのかもしれないけれど、
誰かに相談して解決策が見えそうなときって、「1+1=2」のような足し算じゃなくて掛け算になるなと。

3人いれば文殊の知恵ってことわざがあるけど、本当にそう。

s_談笑

丹野「次に増やすメンバーはどんな人が良いですか?」

KAZAANAの実現したい未来、事業、ビジョンに共感してくれる人!それだけ!

丹野「今後の事業の展望を教えて下さい!」

伝統工芸品や日本のものづくりには、本当に素晴らしい伝統、技術、歴史の結晶なんだよね。ただ、「伝統を守る」ということに固執しすぎて、時代の変化に付いていけてないのが一番の問題点だと思ってる。それは製造、流通、販促など全て。

もちろん伝統を守ることも大事なんだけど、適者生存じゃないけど、伝統を守ることって結局「進化の連続」なんだよね。日本のお茶や芸能には、守破離という考え方があるけども、まさにこれ。

どんな時代も、挑戦的な人達が常識破りなことをしながら、時代を進めてきたよね。
これは、決してものづくりの世界だけではなくて、人類の歴史が物語っている真実。

そういう意味で言うと、僕は完全にアウトサイダーなので、最初から業界の常識とか知らないから(笑)そういうしがらみに囚われずに、業界の常識に染まらずに、アウトサイダーにしかできない挑戦をしていきたい。

販促の部分では、BECO’SをVR、ARなどの最新技術を使ったプラットフォームにしていきたいし、IT企業だけど、全国の挑戦的な作り手とコラボして、オリジナル商品の開発もどんどんやっていきたい。

そして、そういった開発を通じて、KAZAANAの理念に共感してくれるメーカーさんやデザイナーさんがいたらどんどん仲間にしていって、最新のECプラットフォームを持ちながら、自社で製品開発ができる技術力を持つ、ものづくり連合のような企業を作っていくというのが今の野望です!

あ!そういえば、まずはオリジナル商品第一弾ということで、VEDUTAというブランドと組んでメンズ着物を作りました!
なので、ヴァンテージの皆さんは、必ず買ってください(笑)

購入促進しておきますね(笑)インタビュー、有難うございました!

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